作業服つなぎへのこだわり

作業服つなぎの生地

綿100%の生地は洗い縮み、色落ちするのが欠点。特殊な薬品をに染みこませ洗い縮みが少なく色落ちしにくい国産の生地を使用しています。

混紡(綿35%、ポリエステル65%)の生地は色落ち防止加工と制電防止加工が施してある国産の生地を使用しています

制電防止加工とは生地に 制電性繊維が織り込まれいて静電気を防いで、ほこりがつきにくく、まとわりつかない生地になります。裏側から見ると等間隔にあるシマの部分が制電性繊維です。


こちらの生地は取り寄せ商品には使われておりません。

商品の安全性

お客さまに安心して着ていただけるように縫製時にはマチ針は使用していません。また縫製中にミシンの針が折れることがあります。この場合は折れた針の破片が混入していないか徹底的にさがしますさらに商品を出荷するまえに検針器(針が混入していないかを調べる道具)で検査します。

         折れた針                   検針器

針は先から5mmぐらいの所が生地の重なりが多い部分でよく折れます。この先の部分が縫い目に残ることがあります。それを検針器で調べます。検針器は針があるとランプがつきブザーが鳴ります。ファスナーは反応しないようにつくられています。

この検査は当店製の商品へのものです。

作業服つなぎの縫製

ファスナー、マジックテープ、糸などすべて国産品を使用しているので、じょうぶで長持ちします。それに合わせて縫製もじょうぶにしてあります

ほつれやすいズボンのポケット口はカン止と言われる縫い方で補強してあります。カン止めは1cm間に36針ジグザグに縫います。股の部分は裏側から当て布を縫いつけて、やぶれないようにしてあります。

           カン止め                 股の部分(裏)

作業服つなぎの梱包

1着でも専用のケースに梱包 して出荷します。


2014年より商品価格を抑えるためケースによる梱包は廃止さ

せていただきました。

作業服つなぎの製造工程

  1. 裁断


    まずは生産する数量分生地を重ねてパターン(型)にそって裁断します。数量が多いときには100枚ぐらい重ねる時があります。










  2. アイロン



    身頃、ポケットなどをアイロンします。
    写真は混紡(ポリエステル65%、綿35%)の生地のポケットです。混紡の生地はアイロンが効きにくく縫いにくい生地ですが、ここでが使われています。
    写真の左は普通にアイロンした状態でこのままポケットを貼り付けると変形してきれいに縫いつけられません。あることをすると(企業秘密)右のようにきれいに折り目がつきます。



  3. 部分縫い



    各部分にポケットを貼り付けたり、その他身頃を縫い合わす前の縫える部分は小さいうちに縫っておきます。写真はズボンの脇ポケットを貼り付けているところです。










    各部分が縫い上がりました。

  4. 巻き縫い

    部分縫いのできた各身頃を巻き縫いといわれる縫い方で縫い合わせます。この縫い方はラッパと呼ばれるものに生地を通して折りながら縫う技術を要する縫い方です。





    写真の左が表、右が裏でどちらからみても生地の断ち切りが見えないきれいなぬいあがりになりますが、技術と経験がなくてはできないです。ちなみに巻き縫いの担当は私(店長)です。



  5. カン止め

    ポケットの口が破れないように補強縫いをします。



  6. 胴つなぎ

    上着とズボンをつなぎます。



  7. 帯付け

    両脇にゴムを縫いつけ上から帯をつけます。



  8. ファスナー付け

    前のファスナーを付けます。



  9. えり付け

    最後にえりをつけて出来上がり

作業服 つなぎの検査




仕入商品は、どこのお店も同じだと思いますがお客様から注文が入るとメーカーへ発注して送ってもらいます。メーカーはというと製造工場(海外)から出来上がった商品を倉庫に保管し注文があると出荷します。もちろん製造工場では出荷前に商品検査されて(現地の人)メーカーへ送られます。とここまで聞いてみなさん何の問題もないと思いますよねぇ。

ところが「商品検査(現地の人)」が問題なんです。商品をみると糸クズやゴミがあったり時には縫製後の糸が長いまま残ってたりしています。まあこのくらいは不良品とまではいきませんがひどい物は目とび、糸切れ、汚れなど完全に不良品の物が混ざっています。

これは「商品検査(現地の人)」が悪いのではありません。糸クズ、ゴミ、汚れなどは感性の違いで目とび、糸切れは経験が浅いのと指導不足で不良品と認識できないのだと思います。そこで当店では作業服を作り続けて30年の縫製のプロ(店長)が1枚1枚すべて検査してお送りしております。では検査箇所をご案内します。




検査1

ここでは主に袖口の検査をします。マジック仕様の場合同じ方向が付いていてくっつかないことがあります。またボタン仕様の場合はボタンの打ち方が甘くはずれることがあります。




検査2

ここでは糸切れ、汚れ、目とびなどを見ます。




検査3

ここもズボンの前見頃と同じ項目プラス尻ポケットを見ます。




検査4

ここも項目は前身頃と同じですが前のファスナーとズボン前ポケットを見ます。




プロの目にしか見えない不良も見つけます。



こんな感じで汚れ、目とび、糸切れなどがないか見ますが縫製を30年もやっていると見えない不良も見えます。たとえばよくあるのが糸の調整不良です。一見普通に縫ってあるように見えますが上糸と下糸の張力のバランスが悪くほつれやすいです。またまれにあるのがサイズの付け間違いです。これはなかなか見つけにくいですが長年作業服を畳んでいると感でわかります。(2サイズ以上)

他店ではできないサービス


またこんなエピソードもあります。あるつなぎのお尻の部分が「買って間もないのい破れた」とお客様から2回続けてご指摘をいただきました。当店で調査したところデザイン上お尻が破れやすいことに気ずきました。メーカーに破れにくいように変更をお願いしましたが「海外の工場なのでかなかなか反映できない」と言う答えが返ってきました。そこで当店では他店では決してできない補強縫いをしてお送りしています。

安さに引かれて買うと損しますよ


安さに引かれて目に見えない不良品を発見できないお店で買うと当然お客様も見えませんので不良品と判断できずそのまま着用し短期間で破れ「安いからこんなもんか」と納得して損します。そのようなことがないよう当店では他店ではできないサービスと厳しい検査をしてお送りしておりますので安心してご購入ください。

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