店長日記

つなぎ服の見頃の縫い方1

前回は半袖加工のコツのお話しをしました。
その中で袖の継ぎ方のお話しが長くなるので説明できませんでした。今回はその継ぎ方についてのお話し。

袖に限らず見頃どうしを継ぐには、いくつかの方法がある。
今回はインターロックミシンを使った縫い方を説明します。

この縫い方は2枚の布をお互いの中が表になるように重ねてインターロックミシンを使って縫い合す方法。

言葉ではなかなか表現しにくいので画像をご覧ください。左は縫った部分を裏から見たところで右はひっくり返して表から見たところ



出来上がりがこのままの時もありますがよくあるパターンはこれに2本のステッッチを入れる。



こうすると縫った部分はインターロックとステッチで二度縫っているので非常に強く見た目もよくなり一石二鳥。
ステッチは画像のような2本が多いが商品によっては2mmを1本だったり6mmを1本だったりとさまざま。

これはデザインの問題ですが私の見解では6mm1本は強度的にすこし頼りない感じがする。なぜかというとインターロックの縫い代が浅かったときにほつれやすいからだ。

そう考えるとやはり2本ステッチがベストのように思える。

デメリットは裏が糸クズが出て見た目がよくない。縫った時の裏側の画像をご覧いただければわかると思いますが生地の断ち切り(切った端)が、かがり縫いになっている。ほつれはしないが洗濯すると小さな糸クズが出てくる。

縫いの技術としてはそんなに難しいものではない。
なのでつなぎ服や作業服をはじめいろんな服によく使われている縫い方です。

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